今週からスタートする有著名人達のメディア登場数ランキング(TV番組秒数、新聞行数、雑誌ページ数)。メディアでの露出状況を客観的な数値からランキング化し、それぞれのメディアの特徴も含め今を表します。

 

 今週ナンバー1に輝いたのは民主党の新党首小沢一郎氏。民主党再生の切り札としての期待度の高さがそのまま数字にあらわれた。テレビ露出は345分(20715秒)で1位、新聞は8724行で1位、雑誌は22面で2位、総合では他を大きく引き離して堂々の第1位に輝いた。

 ただし、予備調査を行った前週の参考データではテレビ露出が1230分(73841秒)で、今週の約4倍あったことを考えると、就任決定当初のヒートアップ状態から世間的には冷静に手腕を判断する局面に入ってきたといえるかもしれない。

 

 それに比して露出量がここに来て減少気味なのが小泉純一郎氏。新聞では小沢一郎氏に続く2位と健闘するも、テレビでは11位、雑誌では50位圏外と小沢氏に大きく差をつけられた。これから退任に向かっていくため、メディア露出量は分散していくのか、それとも小泉氏がまだまだ確保するのか、その動向は興味深いところだ。

 

 さて、2番手以降になるとそれぞれのメディアの特徴があらわれる。特に顕著なのが愛子さまの入園報道だ。11日に学習院幼稚園に愛子さまが入園、それが新聞やワイドショーで翌日一斉に報道されたのだが、テレビは露出時間が80分(4811秒)で第6位となっているのだが、新聞はその露出量が50位にも入らず。逆にまた雑誌は愛子さまの入園をきっかけに雅子さま特集を積極的に組んだ結果、愛子さまが第6位、雅子さまはなんとその週の週刊誌の中での露出量ナンバー1の27ページ(面)となっている。皇室に対する視点はメディアの性格がかなりはっきりしている。

 

 転移性乳がんと闘いながら3日に亡くなった元NHKの人気アナウンサー絵門ゆう子さんのメディア露出は先週に続いて今週も多かった。テレビは12位で45分(2677秒)、雑誌は7ページ(面)で第7位となった。亡くなってから日にちが経っているため前週25位765行の露出があった新聞は50位圏外に落ちたものの、自身のがん体験をつづった本が紹介されるなどの形でテレビ、雑誌は彼女の死を悼んだ。

 

 さて音楽系の人はどうか?

 アーティストがスキャンダル以外で上位に食い込むことはかなり難しい。今週はテレビメディアでの最高露出は4月19日に新曲「Believe」を発売したAI。24位と健闘し露出時間は24分(1450秒)。最近になって彼女の人気は大ブレイク、その効果が露出量にもあらわれた形だ。

 

 一方、雑誌ではKAT-TUNが健闘。この露出記事量の測定は一般週刊誌7誌を対象に行われているもので、当然アイドル芸能誌や音楽誌は入っていない。もし、そういった雑誌もカウントされたなら、もの凄い露出量になったのかもしれない。

 

 また、各メディアごとに顕著な出方をするジャンルがある。雑誌では韓流スターの誌面露出量が安定的に高いことだ。今回もぺ・ヨンジュンの14位を筆頭にリュ・シウォン、イ・ビョンホンといったおなじみの名前が並んでいる。今や女性週刊誌の話題に彼らの存在は切っても切り離せない存在になっているといえる。



 新聞ではやはりスポーツ選手の露出度が高い。毎日のように1面扱いするスポーツ紙は当然だが、一般紙でも毎日スポーツ欄は確実に紙面を割いている。もしWBCの期間内に計測していたなら、イチロー選手が1位だった可能性も高い。スポーツ選手と新聞は切っても切り離せない存在になっているといえる。



 オリコン有著名人『メディア登場数ランキング』(TV、新聞、雑誌)ランキング表など、詳細はORICON STYLE( http://www.oricon.co.jp/news/ranking/19297/ )で。

(オリコン) - 4月21日10時58分更新




















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