日本人は昔から“おまけ"が大好きである。雑誌の付録はもちろんだし、商品のキャンペーンで配付される試供品、最近ではWBCの勝利を伝える“号外"にまで人が殺到する騒ぎとなったことでも明らかだ。“おまけ"にまつわるキーワードといえば“お得感"。得したな、と思わせる要素が人気度の“振り幅"を大きく左右する。

 一度のCMで数多くのタレントを見られるというのも“お得感"で言えば、極めてポイントは高いだろう。そんなCMが『5月度 テレビCM好感度ランキング~F1F2総合(F1:20~34歳女性、F2:35~49歳女性)』( http://www.oricon.co.jp/news/ranking/21021/ )のトップに選ばれた。



 TSUBAKIは、資生堂が大々的に打ちだした“日本の女性の髪を意識した"ヘアケア・シリーズである。このCMには、仲間由紀恵、田中麗奈、上原多香子、広末涼子、観月ありさ、竹内結子という超豪華な実力派女優6人が登場する。現在は個人個人をフィーチャーしたバージョンが主体になっているが、露出導入期には、彼女たちのアップが次々と流れていくバージョンが多数オンエアされた。商品説明はほとんどなし。締めくくりのキャッチは“日本の女性は美しい"。

 そのインパクトは絶大だった。登場する女優と同世代のF1層からは3位、ミドルエイジのF2層からも堂々1位の評価を得た。バックに流れるSMAPの「Dear WOMAN」も含め、なんとも贅沢なCMに映ったことだろう。



 こうした“コラボレーション"的なCMがこのところ顕著なのは確かである。柴咲コウ、仲間由紀恵、松浦亜弥、石原さとみが登場した「プリッツ」、坂口憲二、長谷川京子らがドラマ的な設定で出演した「NTTドコモ」、上戸彩や木村拓哉がさまざまな有名人に会っていく「オロナミンC」や「FMV」もそのひとつだろう。最近では、同じ資生堂の「マキアージュ」もこの形態で高い人気を保持している。とにかく“お得感"がこの分野の成否を大きく左右する。今後も注目の手法だ。



 『5月度 テレビCM好感度(F1F2総合)』ランキング表など、詳細はORICON STYLE( http://www.oricon.co.jp/news/ranking/21021/ )で。

※ランキング表は、下段に掲載。



(2006年4月13日~17日、F1F2(F1:20~34歳女性、F2:35~49歳女性)各300人、計600人に自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】による調査を行ったもの)

(オリコン) - 5月10日10時40分更新




















-----
arrow
arrow
    全站熱搜

    linkaoru 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()